2001 夏(札幌周辺)


8/17(3日目)
きょうは、小樽を目指します。
運河倉庫街を見たいと思っていたのですが、
朝、ちょっとお寝坊をしてしまったので、
時間的にどんなもんでしょうか・・・。
小樽までは、車にしようか鉄道にしようか迷ったのですが、
車を預けている駐車場が、ホテルのものではなく、
一般の立体駐車場とホテルが契約をしていて、
割引料金(夜間だけ)で置かせてもらっている形式で、
1日止めておくと、かなりな出費になる事が予想されたので、
結局は、車で行く事にしました。
とりあえず、札樽自動車道のインターを目指しましたが、
またしても役立たずナビ君のおかげで、
インター入り口を通り過ぎる事に・・・。
高速の下の道路を走行中、
衛星からの電波をキャッチ出来なくなったナビ君は、
お仕事を完全放棄。同じ所を表示したままになってしまいました。
ナビを使うならば、ビル街やトンネルでも大丈夫な、
ジャイロ付き(ハイブリッドタイプ?)のやつにしましょうね。(教訓)
道を外れた事もあって、ガス補給をする事にしました。
明日、車を返す事を考えると、ここで補給すると、
中途半端になって、明日もう一度補給が必要になりそうなのですが、
高速上で残量を気にしながら走るよりも良いかと思ったので・・・。
そんなこんなで、札幌市内で1時間近く時間を費やしてしまったので、
益々小樽滞在の時間が少なくなってしまいそうです。

札樽自動車道で札幌から小樽までは、30分ほどでしょうか。
距離と時間の割には、なんか高速代が高かった感じがします・・・。
小樽で最初に寄ろうと思ったのは、「石原裕次郎記念館」です。
で、例のごとくナビ君が観光案内を始めてくれたおかげで、
またしても曲るべき交叉点を直進・・・。
戻ろうと思って曲った交差点がこれまた見当違いで、
住宅地の中をグルグル回る羽目に・・・。
やっとの思いで「石原裕次郎記念館」に到着したのは、
もう、お昼近くになってしまっていました。
自分は、歌や映画よりも、TVの裕次郎の方が、
多く記憶に残っていますが、
どの展示物も、なにか懐かしい感じがしました。
もちろん、自分が知らない頃のものの方が多いのかもしれませんが。
自分の趣味でもある、車(あのガルウイングのメルセデス)の前では、
しばし見とれてしまいました。
ヨット関係のコーナーでは、舟遊びをするだけではなく、
本格的に大会などにも出場していた事を知って、
ちょっとビックリもしました。
ビックリと言えば、なぜ小樽に記念館が・・・と言う疑問が、
ここに来て、小樽の生まれと言う事を知って、やっと晴れました。
館内のレストランで昼食を採って、
キーホルダーとコースターと言う、一番安いであろうグッズを買って、
(他のものは高過ぎて手が出なかった・・・)
さてそろそろ出ようかと思った時には、2時間近く過ぎていました。

これからどうしようかと考えた時、
出来れば倉庫とか運河とかを見たいと言う思いもあったのですが、
車をこのままにしておくわけにも行かず、
時間的な事もあって、悩んでいた丁度その時、
記念館と道路を挟んだ向かい側の、大きな建物に目が行きました。
それは、巨大ショッピングセンターとでも言いましょうか、
ホテルあり、遊園地あり、映画館・劇場あり、
レストランやグッズショップありの、
一大エンターテイメント大型複合施設(もちろん屋内)、
マイカル小樽」でした。
そう言えば、この旅のお土産をまだゲットしていない。
ついでの事、ここで何か探してしまえと言う事で、
マイカルの駐車場へ車を入れました。
これがまたでかい立体駐車場で、何処に止めたかわからなくなりそう。
とりあえずは、1時間までは無料らしいので、
その間に買い物を済ませるべく、向かったのはなぜか「小樽よしもと」。
よしもと」とは、あの「吉本」の事。
なんで小樽まで来て「よしもと」なんだ?
と言う疑問は何処かに置いておいて、
劇場に入っている暇はないので、グッズショップを覗く事に。
よしもと」であり「北海道」に関係あるものを物色。
(クッキーとチョコレートをゲット=原材料と製造者が北海道)
北海道」に行って、「よしもと」をお土産にするなんて、
なんか、ばかばかしくっていいんじゃないかなぁ・・・。(^_^;)
などと、一人悦に入っておりました。
自分用には、「間寛平携帯ストラップ」を購入。
無事お土産も手に入れたので、この後は小樽市街へ行く事にしました。
運良く駐車場が見つかれば、運河・倉庫見物にでも。
が、夏休みのこの時期、そう簡単に空いてる駐車場がある訳もなく、
倉庫街の裏側を見ながら、市街地を抜けて祝津へ。
道路がなくなりそうな所でなにやら手招きをする人を発見。
なんだろうと近付いて行ってみると、駐車場の呼び込みでした。
何の駐車場かと思って聞いてみると、
どうやら、「鰊御殿」があると言う事らしい。
せっかくここまで来たのだから、見学して行く事にしました。
沢山の漁夫が寝泊りしていただけあって、相当に大きな家で、
隠し部屋などもあって、なかなか面白い造りになっていました。

1時間ほどで「鰊御殿」を後にし、帰路につくことにしました。
札樽自動車道の入り口を間違えない様に、
運河沿いの道を、倉庫街を横目に見ながら進みます。
さすがに、結構な人手があるように見えました。
やっぱり、1泊して夜の街も楽しむ方が良いのかもしれないなぁ。
その方が、時間を気にせずゆっくり出来るかもしれない。
などと考えているうちに、札樽自動車道の入り口に。
札幌北ICで降りて、札幌の中心街へ。
ここでまた、右折の場所を見落としてちょっと遠回り。^^;
でもまぁ、なんとか駐車場に辿り着きました。

1度ホテルに戻って小休止の後、夕食がてら再び出掛けました。
夜の大通り公園には、最近では何処でも見掛ける様になった、
ストリートミュージシャンが沢山居ました。
歌を歌う者、踊りを披露する者。
中には、スピーカー持参で、
そこいら辺に響き渡るほどの大音量でやっているグループもありました。
結構固定ファンがついている感じで、人だかりが出来ていました。
夜のTV塔時計台の写真を撮ってみましたが、
デジカメではうまく行きませんでした・・・。
きょうの夕食は、止せば良いのに、昨日のリベンジとばかりに、
昨夜と同じ某有名店の駅前通り店で、全く同じメニューを注文。
昨日の事が間違いであって欲しいと期待をして待っていました。
さすがに昨日ほどの事はありませんでしたが、
まぁ、可も無し不可も無し・・・と言った所でしょうか。
ちょっと期待が大きすぎたのでしょうか?
やっぱり、ラーメン横丁まで行っておけば良かったかな・・・。
明日は帰りの便が午前中と言う事もあって、
車を返したりする事を考えると、早めのチェックアウトになるので、
夕食後は直ぐにホテルに戻って寝る事にしました。
で、ホテルに帰って1日の事を思い返してみたら、
凄く勿体無い事をしていた事に気が付きました。
マイカル小樽」で買い物をした時に、
駐車券にチェックをしてもらうと、
無料駐車時間が4時間も延長出来た様で、
入場した時と合わせて、最大5時間まで、
無料で駐車出来るはずだったのです。
マイカル小樽」の直ぐ傍に、
JR函館本線の「小樽築港駅」があったので、
電車を利用して「小樽駅」まで行けば、
車の心配をせずに、小樽の街を散策出来たかも。
って、今頃気が付いても遅いのですが・・・。(;_;)




石原裕次郎記念館。
中は写真撮影が出来ませんでしたので、
とりあえず外観だけでも。
裏側が小樽マリーナで、
ヨットがいくつか係留されていました。


倉庫街の裏側。
走りながらの撮影は、充分注意しましょう・・・。
って、そんな事はするもんではありません。(^_^;)



祝津の「鰊御殿」とそこから見た小樽の町。
元々は別の場所にあったものを移築したらしいですが、
かなり大きな家で、その昔の鰊景気にわいた頃が偲ばれます。
明治30年頃の建築だそうです。


「鰊御殿」のある高台から、
隣の「おたる水族館」が覗けます。
なにやら人の歓声が聞こえるので見てみたら・・・。^^;
多分、海獣公園と言われる所だと思われます。
中に入ってみたかったけど、今回は外からだけにしました。


夜の「テレビ塔」と「時計台」。
って、言われなければなんの写真かわかりませんが・・・。
「時計台」は、もうちょっとライトアップとかしてるのかと思いましたが、
それでも、訪れる人は絶えませんでしたね。
「テレビ塔」の方は、エレベータにも電飾がしてあって、
夜も楽しませてくれます。
この時の時刻は、午後8時3分。
まだまだ夜はこれからと言った感じでしょうか・・・。


8/18(4日目)
借りている車は、フライトの1時間半前までに返却と言う事だったので、
早めに朝食を済ませ、9時にはホテルをチェックアウト。
駐車場から車を出して、国道36号線に入りました。
新千歳空港までは、これ1本で行けるはずで、
ナビのお世話にならずに済みそうです。
途中、羊ヶ丘の辺りで、「札幌ドーム」と思われる、
銀色に輝く建造物に遭遇。
なんだか、ちょっと不気味な感じがしました・・・。(^_^;)
混雑する様なら、高速を使おうかとも思ったのですが、
天気も良く、土曜の朝(おまけにお盆の時期)と言う事もあって、
道路状況がかなり良いので、このまま国道36号線で行く事にしました。
北広島市・恵庭市と、順調に通過し、
10時頃には千歳市に入る事が出来ました。
で、ここからレンタカーの営業所までがややこしい・・・。
空港営業所と言いながら、空港内ではなくて、
JR千歳線を挟んだ向こう側へ行かなくてはなりません。
果たしてどの道を行けば良いのやら・・・。
おまけに、札幌を出る時には快晴だった空から、雨粒も落ちて来ました。
とりあえず一旦空港内まで行って、途中でUターン。
すると、初日に空港から営業所まで送ってもらった時の景色が・・・。
これで無事、営業所まで到着する事が出来ました。
でも、なんでこの道は建設途中の様な感じなんでしょう・・・?
営業所のスタンドでガソリンを補給して清算し、
また空港まで送ってもらいました。
新千歳空港のJ−AIR(JAL)カウンターは2階です。
人の波をかき分けながら行ってみると、
すでに搭乗手続きが始まっていました。
長い列が出来ていたので並んで待っていると、
「自動機でも出来ます」と、女性の職員の方が呼んでくれました。
おかげで長い時間待たされる事もなく、チェックイン。
が、荷物を預けて歩き出してはみたものの、搭乗口がわからない・・・。
14のBなどと言う表示は、何処を探しても見当たりません。
仕方が無いのでカウンターに戻って聞いてみると、
とりあえず「14番の入り口で手荷物検査を受けてくれ」との事。
ライターをポケットに入れたままだったのに気付かず、
金属探知機に引っかかってしまったのは、ご愛嬌と言う事で・・・。^^;
帰りの便は、J−AIR802便。
来た時に乗ってきた便の折り返し便になります。
と言う事は、ボーディング・ブリッジではなくて、
バスで移動する訳で、14のBと言う搭乗口は、
下へ降りる為の階段のある、
小型の飛行機用臨時搭乗口の様な感じでした。
霧雨の降る中、ほぼ定刻通りに離陸開始。
滑走路に移動して向きを変えた時、左側に座っていた私の目に、
着陸体制に入っているジャンボ機の姿が写りました。
あれをやり過ごしてから飛ぶんだなぁと思っていたら、
そのまま滑走路に進入してしまい、一気に加速・・・!(@_@)
ホントにこれで間に合うのかと思っていたら、
なんと隣にもう1本滑走路がありましたとさ・・・。(^_^;)

帰りのルートは、札幌(新千歳)〜宮古〜遠野〜一関〜古川〜仙台〜福島。
行きに比べると、太平洋側に近いコースで飛んで行きます。
上空は雲が多いものの揺れる事も無く、飛行時間も5分ほど早着との事。
雲の上は景色が変わらないのでつまらないと、
言ってしまえばそれまでですが、1時間くらいは我慢しましょう。
岩手県上空あたりで少しづつ雲が切れ始め、
スチュワーデスの方が、雑誌の地図を見ている人に、
現在の位置を説明していました。
自分の所にも来てくれたので(これがまた可愛らしい方で・・・)、
「行きとコースが違いますね?」と聞くと、
「行きもJ−AIRをご利用頂いたんですか? 有り難うございます」と、
丁寧なご挨拶と、とびっきりの笑顔を返してくれました。
ま、社交辞令なんでしょうけど、なんか鼻の下が伸びてしまった感じです。
仙台周辺の上空は雲も少なく、航空自衛隊松島基地(駐屯地?)が、
上空からハッキリ見る事が出来ました。
この辺りの道路は、帰省の際に走り慣れている所で、
それを上から見ているのは、何か不思議な感じがします。
そうこうしているうちに、福島空港に到着。
天候は曇りで若干揺れが予想されるとの事。
機体が小さい為か、脚を出したりフラップを動かしたりする音が、
機内にいても聞こえます。
多分脚が風を切っていると思われる、「ゴーッ」と言う音もします。
雲が低く、なかなか地上が見えて来ませんでしたが、
言われたほどの揺れも無く、無事着陸。
他の乗客が降りるのを待って一番最後から行き、
先ほどのスチュワーデスさんに挨拶をして、タラップを降りました。
荷物を受け取り、相変わらず混雑している駐車場の車に乗りこみ、
宇都宮に帰還。今回の旅も無事終了となりました。



国道36号線を走っていたら、
突然目の前に現れた銀色の建築物。
「札幌ドーム」だと思われます。




J−AIRの機体、CRJ200。
大きさをANAのB737と比べ様と思ったのですが、
並んでないとわかりませんね。
福島到着後少しの時間を置いて、今度は福岡に向かって、
曇り空の中、飛び立って行きました。


札幌の情報はこちら
千歳市のHP
支笏湖周辺
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小樽市のHP(鰊御殿情報も)
新千歳空港のHP
石原プロ・石原裕次郎記念館のHP

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