GW 2008(福島:会津下郷〜南会津)


2008年の黄金週間は、
昨年同様、1泊での小旅行になりました。
宿泊も、昨年と同じく、湯西川温泉の「彩り湯かしき花と華」
日程は5月1日〜2日にかけてで、これも同じ。
天気も良く、と言うよりは、夏の様な陽気で、
天候不順な感じの4月末からは、
考えられない暑さと言ってもいいくらいでした。
(写真はクリックすると大きくなります)
1日目:5月1日
初日の目的地は、南会津は下郷町の「塔のへつり」
ここは、2度目になりますが、
前回対岸に渡る事が出来なかったので、
再び訪れてみる事にしました。



相変わらずの奇岩ぶりと言いますか・・・。
どうしてこう言う形が出来上がったのか、
100万年余の時間が費やされているそうですが、
摩訶不思議と言うほかありませんね。(・・?


前回通れなかった遊歩道も、キレイに整備されていて、
つり橋を渡って、対岸へ行く事が出来ました。
当たり前ですが、これがまた揺れまして・・・。
自分の歩くテンポと、揺れのタイミングが合わず、
さほど広くありませんし、欄干も低いので、
バランスを崩さない様にするのがちょっと・・・でした。(^_^;)


渡ってはみたものの、ここから先の遊歩道の崩落はひどく、
2段上左の写真中央辺りまでしか行けません。
そこから上を見たところがこの写真。
なんと言うオーバーハングが・・・。( ̄Д ̄;)
よく落ちて来ないもんだと言うのが、正直な感想でした。(*_*)

念願叶ってと言いますか、奇岩のある側へ渡ってみましたが、
崩れ具合は思っていたより大変で、
先に進めなかったのは残念でした。
ちょっと修復は難しいのかもしれませんが、
なにか手を打って頂けたらなぁ・・・と言う気がします。

宿については、昨年も記していますので、
今回は割愛しようと思いますが、
もう何回も利用していると、あれ?と思う事が出て来るのは、
仕方ないのかもしれません。
ではありますが、こちら側が贅沢になってるとも言えますし、
いい感じの宿である事には、変わりありませんけどね。
2日目:5月2日
今回、どうしても見たかった所に行こうと思います。
それは、1本の桜の木なのですが、
かなりの古木と言う事と、もう満開は過ぎた様なので、
果たして、見る事が出来るかどうか・・・。
場所は、南会津郡南会津町小塩(旧伊南村)。
小塩=こしお,伊南=いな と読む様です。
宿のある湯西川から、桧枝岐方面に向かう事になります。
雪の残る山に向かって、それでも2時間は掛からずに伊南へ。
これと言った案内板がある訳でもないので、
かなりウロチョロして、ご迷惑をお掛けしてしまった気がしますが、
ようやくバス停前にそれらしいスペースを見つけて、
車を止める事が出来ました。



うえんで(上ノ台)の桜と言うそうです。
うえんでとは、土地の言葉で上の田んぼとの事。
確かに、ちょっと小高いところにありました。
御蔵入三十三観音第二十三番札所如意輪観音堂境内になります。
この地域で一番初めに咲くらしく、花は終わっていました。
蔓延元年、地元の河原田永吉と言う人が、
山桜を取ってきて植えたと伝えられる、
樹齢140年とも言われるオオヤマザクラで、
幹のねじれが何とも言えない、見事な古木でした。
黄金週間谷間の平日ですが、結構訪れる人がいました。
ですが、最近は治療を施すほどに弱っているらしく、
根元付近には近付かない様に、ロープが張られているのですが、
それを無視して、ロープのない斜面側から登り、
挙句、ロープの中に踏み入って写真を撮る人がいたのには、
正直ビックリしましたね。
見れば、結構なお年の方の様に思いましたが・・・。
ちゃんと、「ご協力ください」と、看板もあったのに、
どう言う神経をしているのか、写真撮る資格なしだと思いますね。
思わず、この親父なにやってるんだ?とつぶやいてしまいました。
人の顔見て、コソコソその場を立ち去ったところを見ると、
確信犯としか思えない感じでした。(`へ´)


桜の木がある所から下る途中で見つけた、
名前も分からない小さな花です。
周辺には結構咲いていました。
ネット検索もしてみましたが不明です。(´ヘ`;)



うえんでの桜を後にして、帰路途中に立ち寄ったのが、
会津曲屋の集落がある、前沢ふるさと公園(旧舘岩村)
とは言っても、普通に生活をしている所なので、
見学出来るのは、資料館と周りの景色だけですけど。
時間もちょうどお昼時だったので、
先ずは、駐車場横にあるそば処「曲家」で、
地元名産の「裁ちそば」を頂く事にしました。
標高600〜1000mの南会津では、
古くからそばの栽培が盛んだったそうですが、
なかなかコシがあって、食べ応えのあるそばでした。
その後、資料館の入館料300円を払って、いよいよ集落へ。
ぶっちゃけ、昔の姿をとどめているのは、
下の写真の資料館のみと言ってもいいかもしれません。
もっとも、明治40年の大火で、全戸消失してしまったそうで、
再建後の形が現在残っているものなのでしょう。
上の写真は、左が水車小屋で、右がバッタリ小屋。
バッタリとは、水の重みでシーソーの様に傾き、
水が落ちて元に戻る勢いで、小屋の中の臼と杵で、
穀物をつくと言うものの様で、
まぁ、音と言うか状態というか、
それでバッタリと言うんでしょうかね。
写真は、ちょうど水受けの部分が下がったところで、
この後水がこぼれ落ち、軽くなって上に戻ると、
反対側の小屋の中で杵がバッタリ・・・となる感じですね。(^_^;)




最後は、休憩で立ち寄った、塩原温泉にある、「もみじ谷大吊橋」
塩原ダムのダム湖に掛かる、全長320mの吊橋です。
渡るのに、300円取られるんですけどね・・・。(~_~;)
日本一と言う碑が立っていますが、HPなどには、
本州一って書いありますね。o(^◇^;)o
渡ってみましたけど、確かに結構長いです。
途中、下の水面が見える場所があって、
なにもそこまで・・・と言う気もしなくもなかったですが。
下の写真は、橋の上から見た景色です。
新緑がなかなかキレイでしたね。

今回も無事に帰って参りました。
道路事情も、黄金週間の谷間だったので、
渋滞は皆無でしたし、宿を除いては、
観光客も少なくて、良い旅になりました。
走行距離は、なかなかのものだったかも・・・ですけど。^_^;
ですが、うえんでの桜での事もそうですし、
そば処「曲家」でも、ちょっとした事があったのですが、
なんと、常識と言うかマナーと言うか、
いい加減お年を召した方に、自己中的な行動のある事か・・・。
自分の土地・自分の家ではないんだから、
ちょっと周りを見れば、気が付く事だと思うんですけどねぇ。
その点、非常に残念な思いをした旅でもありました。
それぞれ、立ち寄った所には、リンクを張ってますので、
詳細はそれをたどってみてください。
うえんでの桜については、南会津の観光情報からどうぞ。
残念ながら、今年の花は終わってしまいましたけどね。
他の桜は、黄金週間中はダイジョウブだと思います。
花吹雪を浴びれるかもしれませんね。\(^o^)/
次はどこに行こうかな・・・。

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