2001 春 沖縄


2日目(3月25日)の朝、外は雨は降っていないものの、
曇り空で相変わらず強い風が吹いていました。
きょうの予定は、専用マリーナから出る、
海中観光潜水船「もぐりん(ベタな名前・・・)」乗船から。
11時の便に予約を入れてあったので、
先にチェックアウトしなければならないので、
朝食前に荷物の整理をしていたら、突如部屋の電話が・・・。
何かと思ったら、「もぐりん」の事務所からで、
強風で波の状態が良くないので、本日全便欠航との事。
あすの同じ時刻に変更可能と言われたけど、
あすは那覇に戻っていて、ここ(恩納村)に来る予定はないし、
残念ながら「もぐりん」乗船は中止と言う事になりました。(T_T)

午前中の予定が空白になってしまったので、
さてどうしたものかと思案する事しばし。
本来、名護に宿を取る事にしていたのですが、
いろいろ事情があって「サンマリーナ(恩納村)」になったので、
この際、名護まで行って見る事にしました。
名護には、サミットの会場になった、「万国津梁館」もあるので、
ちょうどいい時間つぶしにもなるし・・・。
と思ってはみたものの、前日同様、道がわからない状態では不安なので、
ホテル内のコンビニ(最近のリゾートホテルはこんなものまであるのか?)で 、
どうにか地図らしきものを購入し、いざ出発。


ビーチから見上げたホテルの建物。
パームツリー(?)の感じから、
風が強いのがわかってもらえるでしょうか・・・。

国道58号線を北上し、一路名護へ向かいました。
「万国津梁館」は、恩納村と名護市のほぼ境にあり、
「サンマリーナホテル」からそう遠くないと思っていたら、
なんと、またまた入り口を見落として、通り過ぎてしまいました。
どこを入るのか、もっとわかり易い標識があっても・・・。
と言うか、知らない土地で標識頼りに行く方が無謀なんですかねぇ。
どこかで戻ろうかとも思ったのですが、
とりあえず、名護市内まで走り続けることにしました。
そこで、初めに予定していた「喜瀬ビーチホテル」が、
「万国津梁館」から歩いてもすぐだった事がわかって、
こんなことなら、やっぱりこっちにしておけば良かったと、
旅行を仕立てた代理店の担当者への愚痴を、
誰も聞いていないのを良い事に、思い切りぶちまけてしまいました。
そうこうしているうちに、
なにやら「海洋博公園」と言う標識が目に入ってきました。
そう言えば、「沖縄海洋博」って、何時の事だったんでしょうか・・・?
当時は訪れる事が出来ませんでしたが、ついでと言っちゃなんですが、
そこまで足を伸ばせるんじゃないかと、つい思ってしまうのが、
きまぐれな一人旅の良いところ。(ホントか?)
さっきまでの「万国津梁館」はどこへやら、
目指すは「海洋博公園」となりました。

名護市内を抜け、国道58号線から県道84号(名護〜本部)線へ。
登ったり下ったりが続く結構な山(?)道をしばらく進み、
本部町に入って国道449号線と合流。
県道114号線に左折して、「琉宮城(?)」を過ぎれば、
「海洋博公園」に到着です。
なんだかんだ言いながら、50km近く走って来てしまったので、
もうお昼近くになっていましたが、
せっかくだからと、中に入ってみる事にしました。
「海洋博公園」は、約70万uの敷地の中に、
太陽と花と海をテーマにしたアトラクションがいくつもあって、
全部まわるのには、まるまる1日掛かるほどですが、
今回は時間もないので、海洋文化館と水族館だけ見る事にしました。





海洋文化館は、環太平洋で生活する、
海洋民族の歴史と文化を紹介していて、
生活用具や漁労具・船など、
1000点以上の展示物があります。
入ってすぐ、まず琉球王国時代の、
進貢船と呼ばれる船の縮小模型がありました。
実物はかなり大きな船だった様です。
また、展示ホールには、
船をはじめとする、沢山の展示物がありました。


水族館でも写真を撮ってみました。
ガラス越しでうまく写っていないのですが、
左はマンタで、右はジンベイザメです。
マンタ以外にも沢山のエイがいました。
泳いでいると言うより、
なにか、空を飛んでいる様に見えます。


海を挟んで見えるのは、伊江島。


園内には花と噴水がありました。
天気が良ければ、
もっと綺麗に見えるんでしょうけど・・・。
階段の右側の白く見える所は、
動く歩道なのですが、
坂状になっているので結構乗り辛く感じました。
バリアフリーを考えると、
エスカレーターよりは良いのかもしれませんが・・・。

他にも、イルカのアトラクションや、
ウミガメ館、マナティ館等がありました。

「海洋博公園」の他の施設としては、
熱帯ドリームセンター、おきなわ郷土村、
エメラルドビーチ、夕日の広場等、
見所は沢山あります。

2時間ほど「海洋博公園」で過ごし、
遅い昼食も済ませて、
今度こそ「万国津梁館」に寄るべく出発。
県道114号線から国道449号線で名護市内まで戻り、
国道58号線経由で「万国津梁館」に無事到着しました。


「万国津梁館」を外から見てみると、こんな感じです。


会議が行なわれた部屋だそうです。
ここに各国の首脳が集まっていたかと思うと、
なにか不思議な感じがしますね。
窓からは、こんな景色を見る事も出来ます。
他にもいくつか部屋があったのですが、
ガラス越しだったりしたので、写真は撮りませんでした。
また、レストランとして営業している部屋もありました。

きょうの宿は、那覇市内と言う事もあり、
他に寄りたいところもあったのですが、
まずは那覇に向かう事にしました。
地図で見ると、国道58号線一本で行ける為、
多分迷う事もないと思われました。
近くにある「海中展望塔」に後ろ髪をひかれつつ、
「万国津梁館」を出発。
恩納村から読谷村に向かう途中に、
「琉球村」と言うテーマパークがあったのですが、
寄りたい気持ちを押さえ、那覇を目指しました。
読谷村から嘉手納町へ。
嘉手納には大きなロータリーがあって、
どっちへ行ったら良いのかちょっとドキドキ。
嘉手納町から北谷町は、米軍基地の横を通ります。
車線も片側3から4車線へ増え、交通量も多くなります。
知らない事とは言へ、一番左側を走っていたら、
なんとそこは左折車線・・・。
本来なら、宜野湾・浦添・那覇と行くところを、
沖縄市方面(県道23号線)へと、
曲がらざるを得ない状況になってしまいました・・・。
まぁ、なんとかなるさと車を進めて行くと、
どうやら嘉手納方面へ戻って行く感じ。
それじゃぁと、居場所もわからないままに右折。
沖縄自動車道の看板を目安に、インターを探すことにしました。
その方が早く那覇に着けそうな気がしたので。
なんとか沖縄インターチェンジを見つけて自動車道へ。
那覇インターチェンジまでは、30分くらいだったでしょうか。
無事自動車道を降りたところからがメインイベントだったとは、
誰が想像した事でしょう・・・。
県道82号線で鳥堀交差点まで行き、
左折すればきょうの宿、
「ホテル日航那覇・グランドキャッスル」はすぐだと思ったのが運のツキ、
肝心の、曲がるべき交差点がわからず、
通りすぎてしまったらしい・・・。
慌てて、左折×3+右折で戻り、やっとの思いでホテル近くまで来たものの、
今度はホテルへ入る道がわからない・・・。
建物は見えているのに、どうなってるんだ?
どこか戻れる場所はと思いながら、ズルズルと港の方まで行ってしまいました 。
やっとの事でUターンした時には、ホテルからは遥か彼方・・・。
来た通りに戻ればいいのに、なぜか左折車線に入り込んでいて、
またまた変な方向へ行ってしまう事になってしまい、
なんとかホテルに着いた時には、辺りはすっかり暗くなっていました。
着いたら着いたで、駐車場が一杯で停めるところがありません。
ドアボーイらしき人がいるのに、案内してくれるわけでもなく、
ただ駐車場の中をグルグル回るしかありませんでした。
いったいどういうことなんでしょう・・・?
たまたま出た車があったので、どうにかそこに潜り込みましたが、
そうじゃなかったら、いつまでグルグル回っていれば良かったのでしょうか・ ・・。
すっかり頭にきて、チェックインの時に文句を言ってしまいました。
裏に別の駐車場があるなら、一言そう言ってくれれば済んだものを・・・。
ホテル側の言い訳は、
何か(忘れた・・・)のイベントがあったからと言う事でしたが、
そんなのは他の客には関係ない話だし、
ましてや人手が足りないなんて事を客に言うのは、
もっとオカシナ話だと思いますね。
しっかりしてくださいよ、日航さん・・・。


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